サーフィン用語集

「あ」行の用語

アウトサイド
海の中の位置で、沖側のこと。

厚い(波が)
波の崩れ方で、斜面が緩やかな崩れ方をしていること。トロい(波が)とも言う。

インサイド
海の中の位置で、陸(岸)側のこと。

うねり
気象の状況、気圧の状況(例:低気圧、台風など)により発生する海面の隆起が伝わっていく現象。「波」に類似した言葉だが、外洋の方で見られる長くて緩やかな形状をした海面隆起の移動を「うねり」と呼び、岸付近の短くて急な形状のものと区別して使われる。スウェル(Swell)とも言う。

エピック
エピックとは英語で、元々は叙事詩(歴史的事件や英雄の話を書いた詩)の意味で、サーフィンスラングとして、歴史的に良い波という意味から転じて、最高に良い波の状況のことをエピックと言う。

オフショア
陸(岸)側から海の沖側に向けて吹く風向きのこと。この向きで風が吹くと、波のコンディションがサーフィンに適した形になることが多い。オフショアで波のサイズが大きくなると、サーフィンに出かけるサーファーが増える傾向が有る。

オンショア
海の沖側から陸(岸)側に向けて吹く風向きのこと。この向きで風が吹くと、波の面が乱れ、コンディションがサーフィンに不向きな形になることが多い。オンショアの場合は、サーフィンに出かけるサーファーが少なるなる傾向が有る。また、夏に多く見られる風向きでも有る。

「か」行の用語

カレント
海の中で発生する流れのこと。カレントが有ると、サーフボードに乗ったサーファーはカレントが流れる方向に流されてしまう。特に岸(陸)から沖に向けてカレントが発生している場合は、サーファーは自分が沖に流されて行っていないか気を付ける必要が有る。川や堤防が有る付近で、沖に向けたカレントが発生しやすいが、川や堤防が無いところで発生することも有る。

グーフィーのスタンス
サーフボードに乗る際のスタンスの向きのこと、進行方向に対して体の向きを左側に向け、右足を前に置いて乗るスタンスのこと。左利きの人に多い乗り方のスタンス。反対のスタンスをレギュラーと言う。

グーフィーの波
沖から岸に進んでいるサーファーから見て、左側(レフト)に崩れていく波のこと。この波の場合、グーフィースタンスのサーファーは、波に体の正面を向けて乗る(このポジションのことをフロントサイドと言う)ことが出来るため、グーフィーの波と呼ぶ。レフトの波とも呼ばれる。反対の状況の波をレギュラーの波とか、ライトの波と呼ぶ。

クローズ、またはクローズアウト
波が大きく高くなり過ぎて、サーフィンが出来なくなる状況のこと。台風や低気圧などによりクローズになる場合が有り、このような時は普段は波が無さ過ぎてサーフポイントにならないポイントが、ちょうど良い波のコンディションとなり、サーファーが集まる場合が有る。

ゲット、またはゲッティングアウト
手を使って水を漕いで(パドル)サーファーが岸から沖に出ていくこと。

「さ」行の用語

シャロー
水深が浅い場所のことを言う。

ショアブレイク
波が進むに連れて段々と立ってきて崩れることをブレイクと言い、沖から中々ブレイクせずに、岸付近になってようやくブレイクするような波の状況をショアブレイクと言う。あまりサーフィンをするのに適さない。

ショルダー
波の状況、場所のことで、段々と波が立ってきてこれから崩れそうな部分のこと。最も立っている状況、場所のことをトップと言い、トップよりも少しずれた場所で、トップより少し低い状況、場所のことをショルダーと言う。ライディングに適した場所でも有る。

ストリンガー
サーフボードの強度を向上させるためにサーフボードに入れられる補強材のこと。1本だけ使われる場合や、2本の場合、3本の場合などが有る。1本の時は中心に入れられる。

スープ
波が崩れて(ブレイク)、空気や泡が混じって白っぽく見える部分のこと。ホワイトウォーターとも言う。

セット
通常の波の大きさよりも、大きな高いサイズの波がたまに来ることが有る。このような波をセットと言う。

「た」行の用語

ダンパー
通常の波は、右や左に向けて少しずつ崩れていく。サーフィンではこのような状態を使うことで横に滑っていくことが出来る。しかし、まれに、横一線に同じタイミングで波が崩れてしまうような場合が有り、このような状況では横に滑っていくことが難しい。このような波の状況をダンパーと言う。

ダックダイブ
岸から沖に出ていく際に、高い波が来た時に、海中に自分の身体とサーフボードを沈めて波をやり過ごすこと。ドルフィンスルーとも言う。ミッドレングスやロングボードなど体積が大きく浮力の大きなサーフボードでは、ダックダイブが出来ない場合が有る。その場合は別の方法で波をやり過ごす。

チューブ
波が崩れて、トンネル(空洞)のような状況になることをチューブと言う。

テイクオフ
サーフボードに横たわっている状態から立ってライディングを開始すること。

テール
サーフボードの最後尾の部分のこと。反対の最前部はノーズと言う。

トップ
崩れようとしている波が立ち上がった状態で、最も高い部分のこと。

ドルフィン、またはドルフィンスルー
岸から沖に出ていく際に、高い波が来た時に、海中に自分の身体とサーフボードを沈めて波をやり過ごすこと。ダックダイブとも言う。ミッドレングスやロングボードなど体積が大きく浮力の大きなサーフボードでは、ドルフィンスルーが出来ない場合が有る。その場合は別の方法で波をやり過ごす。

「な」行の用語

波に置いて行かれる
テイクオフの際は、スピードを付けて波を捕まえて立ち上がるが、上手くスピードを付けられず、波を捕まえられず、テイクオフ出来ない状況のこと。

波待ち
沖の方まで漕いで来て、乗りたい波が来るまで、サーフボードの上に座って待つこと。

波酔い
サーフィンの際に、波の上下動のために酔ってしまうこと。乗り物酔いと同じような状態。

ノーズ
サーフボードの最前部のこと。反対の最後尾の部分をテールと言う。

「は」行の用語

ハイタイド
潮の満ち引きで、満潮に近い状況、または満潮の状況で、潮位が高い状況のこと。反対に潮位が低い状況のことをロータイドと言う。

バックサイド
テイクオフしてライディングする際に、波の方に身体の背中側を向けて乗る状況のこと。サーフィンは利き足の関係で、人によりスタンスがレギュラーかグーフィーのスタンスとなるため、サーファーのスタンスと、波の進行方向(ライトまたはレフト)により、波に身体の正面を向ける状況(フロントサイド)と、波に背中を向ける状況(バックサイド)が発生する。

パドル、またはパドリング
手を使って海面を漕いで、サーフボードを進ませること。沖に出ていく際や、場所の移動などの際にパドルが使われる。

ピーク
波が崩れる際に、一番高くなったところのこと。また、一番高い部分から先に崩れていく(ブレイク)ので、最初に崩れるポイントとも言える。

ビーチブレイク
サーフポイントで、海底が砂地(サンド)のサーフポイントのことをビーチブレイク(ポイント)と言う。反対に海底がサンゴ礁や岩場のポイントのことをリーフブレイクと言う。

ブレイク
波が進むに連れて段々と立ってきて崩れること。

フィン
サーフボードに付ける魚のヒレのような形状の道具で、舵取りの機能や、サーフボードの横揺れを防ぎ安定させるなどの機能が有る。大きさや形状にバリエーションが有り、サーフボードによって、フィンを1個だけつけるもの(シングルフィン)、2個つけるもの(ツインフィン)、3個つけるもの(トライフィン)、4個つけるもの(クアッドフィン)などが有る。

フェイス
海中の波の面のこと。フェイスが綺麗に整っている状況のことを「面つる」と言ったりする。

フラット
波が全く無い状況のこと。サーフィンはこの状況では出来ない。

プルアウト
サーファーの意思でサーフィンのライディングを終了すること。反対に意図せずに波に上手く乗れずにライディングが終わってしまうことをワイプアウトと言う。

フロントサイド
テイクオフしてライディングする際に、波の方に身体の正面側を向けて乗る状況のこと。サーフィンは利き足の関係で、人によりスタンスがレギュラーかグーフィーのスタンスとなるため、サーファーのスタンスと、波の進行方向(ライトまたはレフト)により、波に身体の正面を向ける状況(フロントサイド)と、波に背中を向ける状況(バックサイド)が発生する。

ポイントブレイク
天然の岬や半島に沿って波が規則正しく崩れる(ブレイク)ポイントのこと。海外ではスケールの大きなポイントブレイクで数百メートルもロングライド出来るようなポイントも有る。

ボトム(波の)
崩れそうになっている波の、フェイスの下の方の部分。

ボトム(サーフボードの)
サーフボードの底面のこと。反対にサーファーが立つ方の上面のことをデッキと言う。

ホレた(波が)
崩れる波の斜面が急で切り立った状態のこと。ホローとも言う。

ホロー(波が)
崩れる波の斜面が急で切り立った状態のこと。「ホレた」とも言う。

「ま」行の用語

前乗り
サーフィンではルール・マナーとして、一つの波に一人しか乗ってはいけないことになっている。その場合、最初にその波に乗った人が優先される。アウトサイド側で既にテイクオフしたサーファーがいるのに、その前側(インサイド)で後からその波に乗る行為を前乗りと言い、ルール・マナー違反の行為とされる。誤って気づかずに前乗りしてしまった場合は速やかにプルアウトして、衝突を避け、謝罪をした方が良い。

面つる
波のフェイスが綺麗に整っている状況のこと。

「や」行の用語

「ら」行の用語

リーシュ
サーフボードから落ちた時に溺れないようにサーフボードと自分の足を結び付けておくもの。また、自分が海に落ちた時に流されてしまったサーフボードが他の人を傷つけないようにするという意味も有る。上級者の場合、場所や状況によってはノーリーシュといってリーシュを付けないスタイルも有るが、初心者の方はきちんとリーシュを付けましょう。

リーフ、またはリーフブレイク(ポイント)
サーフポイントで、海底がサンゴ礁や岩場のポイントのことをリーフブレイクと言う。反対に海底が砂地(サンド)のサーフポイントのことをビーチブレイク(ポイント)と言う。

リエントリー
波のボトム側から波のトップ(リップ)の方向に早いスピードで上がり、パワーのあるトップ(リップ)部分にサーフボードを当てて、瞬時に上向きから下向きにサーフボードの方向転換をする大技。パフォーマンスショートボードの競技で代表的な技の一つ。リッピング、またはオフザリップとも言う。

リップ
波が崩れそうな状況で、波のピーク(トップ)部分付近がオーバーハングして大きくせり出しているような状況のこと。

リッピング、またはオフザリップ
波のボトム側から波のトップ(リップ)の方向に早いスピードで上がり、パワーのあるトップ(リップ)部分にサーフボードを当てて、瞬時に上向きから下向きにサーフボードの方向転換をする大技。パフォーマンスショートボードの競技で代表的な技の一つ。リエントリーとも言う。

レール
サーフボードの横側の縁の部分のこと。サーフボードの断面を見たときに、レールが丸まってずんぐりしているか、シャープに尖り気味かにより、サーフボードの乗り味、性質が変わってくる。

レギュラーのスタンス
サーフボードに乗る際のスタンスの向きのこと、進行方向に対して体の向きを右側に向け、左足を前に置いて乗るスタンスのこと。右利きの人に多い乗り方のスタンス。反対のスタンスをグーフィーと言う。

レギュラーの波
沖から岸に進んでいるサーファーから見て、右側(ライト)に崩れていく波のこと。この波の場合、レギュラースタンスのサーファーは、波に体の正面を向けて乗る(このポジションのことをフロントサイドと言う)ことが出来るため、レギュラーの波と呼ぶ。ライトの波とも呼ばれる。反対の状況の波をグーフィーの波とか、レフトの波と呼ぶ。

ロータイド
潮の満ち引きで、干潮(引き潮)に近い状況、または干潮の状況で、潮位が引く状況のこと。反対に潮位が高い状況のことをハイタイドと言う。

ロッカー
サーフボードの反りのこと。特にボードのノーズ側とテール側で反りが施される。ノーズ側の反りをノーズロッカー、テール側の反りをテールロッカーと言う。一般的にロッカーが小さいほどスピードが出てテイクオフ時のスピードが速くなるが、ロッカーが小さいとホレ気味の波の場合、ノーズが海面に刺さってテイクオフが失敗しやすくなる傾向が有る。

「わ」行の用語

ワイプアウト
サーファーの意思では無く、波に上手く乗ることが出来ずにサーフボードから落ちてしまい、ライディングが終わってしまうこと。

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